ラグビー日本代表のアイルランド戦勝利はどのくらいすごいことなのか。




2015年9月19日。

皆さんはこの日に起こった出来事を覚えているでしょうか?そう、この日はラグビーW杯で日本が当時世界ランキング第3位の南アフリカに、劇的な勝利を遂げた日です。
(ちなみに当時の日本の世界ランキングは13位)

 

そして時は過ぎ、2019年9月28日
当時世界ランク2位のアイルランドに対し19対12で勝利を納めました。

と、ここまでラグビーに詳しいやつなのかもしれないという雰囲気を幾分か漂わせてしまっているので、白状しますが、僕は南アフリカ戦を見てもいなければ、先日のアイルランド戦も見ておりません。

にわかファンと言ったらにわかの人に怒られるくらいに、ラグビーに無関心だったのですが、先日のアイルランドへの劇的勝利、そしてなんと言っても今大会が日本での開催ということもあって、

 

「ラグビーにハマるなら今でしょ!」

 

と、林修◯生的に思ったので、今回筆を取らせていただいております。



アイルランドに勝つってどんくらいすごいの?

と、書き始めて最初に気になるのが、アイルランドに勝つってどんくらいすごいんだろう?ということ。

ちょっと他のスポーツの2位と9位を比べてみようと思います。

サッカーだと、2位はフランスで9位はコロンビア。ん〜よくわからない…

男子テニスであれば、2位はナダルで9位はハチャノフ。これは確かにナダルが負けるということはなさそうなので、すごさを感じられます。(ちなみに錦織圭選手は8位です。そう考えるとなんかいけそうな気もするけれど。)

女子卓球だと、あの中国の丁寧選手が2位で9位が平野美宇選手。これもなんだかピンとこない。

どうやら、ラグビーの順位を他のスポーツで考えるということがそもそも間違いのような気もしてきました。

あ〜どうしたらいいんだ…

僕ちょっと詳しいですよ。

説明しよう。
彼は、タッチラグビー部に所属する大学生、碇くん。見ての通りのイケメンで、イケメンすぎて何を間違ったのが、愛大のミスコンに女装で出場し、さらに何を間違ったのかグランプリに輝いた過去をもつ。

高橋
ということで、ラグビーにハマるために色々聞いていきたいんやけど、よろしい?
碇くん
僕に答えれることならなんでも!
高橋
さっき色んなスポーツの2位と9位を比べてみたんやけどさ、なんかよくわからんかったんよね。ぶっちゃけアイルランド戦って、試合前はどんくらいの期待度があったん?
碇くん
これ非常に申し訳ないんですけど、ぶっちゃけ相当期待薄でした。
高橋
なんで?
碇くん
2位と9位って案外順位が近く感じられるんですけど、ラグビーって体格差とかスキルが勝敗に直結するので、番狂わせが起きにくいスポーツなんですよね。

今回のアイルランドなんて、あのニュージーランドに直近3試合で2勝もしてるし、練習試合では日本は全戦全敗だったんです…

現在W杯2連覇中のニュージーランド(通称オールブラックス)。この最強軍団に2勝してるチームって…

高橋
じゃあやっぱりたまたまなのか…
碇くん
いや、それは違くて。スクラムとかをみてもらったらわかるんですけど、日本代表が全く押し負けてなかったんですよ。

 

スクラムの様子。この屈強な男たちがボールは卵のように扱うそうです。

 

碇くん
それに、ディフェンスの際のタックルでも引けを取っていなくて、日本とランキング上位国との力の差が本当の意味で近づいてきているのを感じられると思います。

 

タックル数でも決して引けを取っていない。

 

高橋
なんか日本代表って、体格的に不利なイメージあるけど、タックルでも倒せるのすごいなぁ。

 

同棲5年で捨てられる男の最後の気持ちを表しているのではありません。タックルです。

 

碇くん
それには、日本代表の特徴のあるタックルが効いてるんですよ。
高橋
TV番組とかやったら絶対クイズになるとこやん。
碇くん
日本代表は1人の選手に対して2人でタックルにいくんですよ。
高橋
一人に二人?
碇くん
そう。もし一人でいった場合、タックルで足を取ったとしても、上半身が空いてたらパスされますよね。

でも、二人で上半身と下半身にタックルにいくことによってパスをさせることもなく、確実に倒せるんですよ。

高橋
なるほどなぁ。

でも、日本代表っていっても31人中15人も外国人の選手がおるから、体格差もないっちゃないよなぁ。

 

外国人の選手が目立つ日本代表。にしてもユニフォームかっこよ!

 

碇くん
確かに、ラグビー日本代表の半数が外国人選手っていうのは、知らない人からするとなんで?ってなりますよね。

ちょっと専門家を呼んでるんで、色々聞いてみてください。

高橋
専門家…?



なぜ日本代表に外国の選手がいるのか?

ラグビーボールくん
なんや呼んだか?
高橋
めっちゃ専門家や!
ラグビーボールくん
そりゃそうや。どんなファンより試合近くで見とるからな。
高橋
間違いない。だってボールやもん。
ラグビーボールくん
ほんで、なんや質問って。
高橋
いや、なんで日本代表に外国人選手があんなにいっぱいいるのかなって。
ラグビーボールくん
あ〜それはラグビーの歴史が関わってるんやで。
高橋
ほお、歴史。
ラグビーボールくん
そや、歴史は遡ること130年、1886年に今のラグビー国際団体の前身の団体が設立されたんやけども、当時1886年がどんな時代だったか兄ちゃん分かるけ?
高橋
(ラグビーボールの方言これでいいのか…?)
江戸が終わって明治時代やから…
ラグビーボールくん
そう!大英帝国が世界を席巻しとった時代や。そもそもラグビーは大英帝国発祥のスポーツ。そして…世界を席巻しているということは…?
高橋
当時の考えでいうと…世界中に植民地を持っていたということ…?
ラグビーボールくん
そう!大英帝国にルーツを持った人たちが世界中に散らばり、ラグビーをいろんな国で楽しんどったわけや。

そうすると、世界大会の時に、どの国で出るのか。当然「今いる国で出たい!」という人も出てくるわな。

高橋
そうか、大英帝国にルーツのある他の国に住んでいる選手が、どちらの国で国際大会に出場するのかを選択することができるようにするために、今のルールができたのか!
ラグビーボールくん
そうや、でも誰でも彼でもどんな国の選手にもなれるわけやない。

ちょっとわかりやすくその基準をまとめとこか。

 

ラグビーボールくん
まぁ、多くの選手はこの③の条件で代表になることが多いな。
高橋
3年住むだけでいいんや…
ラグビーボールくん
けどや、一度日本で代表になった選手は、もう他の国の代表にはなれん

つまり、祖国で代表になる権利を捨てて、日本という国の代表になることを選んだ選手ということなんや。

高橋
え…
ラグビーボールくん
今の日本代表キャプテンのリーチマイケル選手はある雑誌のインタビューでこう言っとる。

日本代表に外国人選手が多い理由はなんでしょう?という質問に対して。

それが今の日本だからです。

外国人には、もともとの日本人にはない技術や、クリエイティビティ(創造力)、アダプタビリティ(応用力)があって、日本の社会に貢献しています。日本はこれからも外国人を受け入れて、一緒に働いていかなくてはいけない。

だから、ラグビー日本代表の姿は日本の現実だし、未来の姿を先取りしている。ダイバーシティ(多様性)の大切さを社会にアピールできる存在なんです。」

そしてこのインタビューはこんな言葉で締めくくられる。

「いろんな考え方、違う経験を持った人がいれば、そこからお互いに学ぶことができる。国籍とかどこ生まれとかは関係なく、人はみなひとりの人間ですから。」

ラグビーボールくん
どや、分かったか?
高橋
いや〜これを聞いたら、もう今のメンバーでのチームJAPANを心の底から応援するしかないでしょ!
ラグビーボールくん
ということで、次は観戦の時のポイント編やで〜

観戦のポイント

碇くん
お帰りなさい。どうでした?
高橋
いや〜もうラグビー日本代表を応援したくてたまらないよ!でも、ラグビーってルールが難しくて複雑なイメージがあるんやけど…
碇くん
大丈夫です!

僕が押さえておくべきポイント3つをお教えします!

高橋
3つ!そのくらいならいけそうや。
碇くん
まず一つ目、ボールを自分よりも前に投げたらダメ(キックのみ前に蹴り出すのも可)

これが一番大きいルールですね。

高橋
なるほどつまり前に進む方法は、持って走るか、前に向かって蹴るか。ということか。
碇くん
ちなみにこれは「スローフォワード」っていう反則です。
高橋
すろ〜
碇くん
二つ目、ボールを前に落とすと反則

これはノックオンというよくある反則です。

高橋
ほええ。
碇くん
3つ目もよくある反則なので、一気に言いますね。タックルされたら、ボールを自分よりも後ろに置かなければいけない
高橋
えええ〜そうだったんや。でも、タックルされてボール離したら相手に取られそう…
碇くん
そうなんです。でも、離さないと、ノットリリースザボールという反則になります。
高橋
(むっちゃそのままや。)
碇くん
どうです?結構簡単でしょ。

ちなみに点は、トライが5点。トライの後のキックでの得点が2点。通常時のキックの得点が3点です。

高橋
おお〜なんか楽しく観戦できそうな気がしてきたわ!



さいごに

現在(2019年10月9日時点)日本は3連勝で、リーグ戦はスコットランド戦を残すのみとなっています。

「いや〜ここまでくればぶっちゃけ楽勝でしょ〜」

と思っているそこのあなた!そう!あなたです。

あなたの番です!

めちゃくちゃ面白かったそうですね

 

しかし、しかしです。まだまだ、最終戦スコットランド戦の結果次第では、わかりません。

そう、一番の大敵は油断なのです。

ということで、13日のスコットランド戦、観戦できる方は楽しく応援しましょ〜

この記事が観戦を楽しむ一助になれば幸いです。

どうも、高橋大希(@daikichitarou)でした。


写真:ひかりり(webサイト
文章:高橋大希

協力:碇くん


▼今回の記事面白かった!また読みたい!そう思ってくださった方は、こちらからLINE@にご登録いただけると嬉しいです。▼