「マッチョなピアニストとして生きると決めた。」フォルテ君が就活せずに歩む道(後編)




僕たちはいつか「就活」をして「就職」をして真っ当に「働く」

今までなんの疑問も持たずそう考えていました。

 

しかし、少し辺りを見渡すと「就活」せずに自分の道を歩いている人がちらほらといることに気が付きました。

「おいおいそんな生き方あったのかよ」と。

そう思った僕は、彼・彼女らに話を聞いてみることにしました。


「就活」せずに自分の道を歩きはじめた人たち
の物語…


 

今回話を伺ったのは、マッチョなピアニスト・フォルテ君こと渡邉光貴。愛媛大学の4回生で今年卒業予定。

大学入学後、欲求に素直な食欲が功を奏し20キロの増量。

その後、かの有名なRIZAPで激変を成し遂げ、マッチョなピアニストとしてタレント活動をしていくことを決意したそう。

 

ジェットコースターの様な彼の変化に頭が追いついてないと思いますが、インタビューではゆっくりとその変化について話を聞いたのでご安心を。

就活をせずに、タレントピアニスト?という、謎の職業で生きていこうとしている彼に話を聞きました。

彼の「就活」というレールから降りた歩き方とは。


【前編】大学入って20キロ太って、RIZAPでマッチョに激変して、マッチョなピアニストを目指す男の物語

【中編】「金払ったら人間やるよね。」




ピアニストかエンターテイナーか

左がフォルテ君、右がタカハシです

タカハシ

で、どうやってマッチョなピアニストになっていくん?


フォルテ

俺、3年生の冬に「最後にコンクールだけ受けてみようかな」って思ったんよね。

「痩せてから音変わった」ってみんなから言われてたから、ほんまに変わったんかを確かめようと思って。


タカハシ

どんな風に音変わったって言われたん?


フォルテ

太っとる時に比べて迫力がなくなったって言われたんよね。体重が音に乗ってないって。


タカハシ

まさかのマッチョが裏目にでるのか。


フォルテ

そう。それで音が乗らんくなったのは、どうしてやろうって考えて。体重がねぇからやと。


タカハシ

お〜シンプル


フォルテ

でも筋肉量は圧倒的に増えとるけん、筋肉をうまく使えば音もコントロールをできると思ったんよね。

それと魅せ方。間の取り方、立ち居振る舞い、どうやったら上手に見えるのか?っていうことも意識し始めたね。


タカハシ

どんくらい練習しとったん?


フォルテ

1時間くらいかな。少ない時間ではあるけど、動画を撮ってそれがどう見えるのか第3者的な視点で見て、ってやりよったね。

陸上の山縣選手も練習は全部録画して、見返しているらしいです。僕と同じ広島出身の方なので、頑張って欲しいです。余談でした…

タカハシ

それって少ないん?


フォルテ

音大の人らからするとめちゃくちゃ少ないよね。あの人たちは1日14時間とかするし。


タカハシ

なるほどね。コンクール受けてみてどうだった?


フォルテ

アジア大会で優勝したよね。

「優勝しちゃった」って言ってそうな表情

タカハシ

まじか。


フォルテ

ショパンのコンクールやったんやけど、大学生が受けるコンクールやったけんみんな超難しい曲を選曲するんよね。

でもそこであえて、俺は簡単とされる曲を選曲したんよね。

 

自分の持ち味とか魅せ方へのこだわりを極めまくって、演奏したらそれが当たって優勝できたんよね。


タカハシ

まじか。


フォルテ

そう。やっぱり技術も大事だけど、いかに届けるか・伝えるかが大事だなっていうのを感じたよね。

いいこと言っている片手には、プロテイン。

タカハシ

音も重要やけど、どうやって伝えるかも大事なんやな。


フォルテ

そう。優勝したけん、自信ついて俺もしかしたらピアニストになれるかもと思ったんよね。


タカハシ

おお〜


フォルテ

音大の人らもおる中で優勝したけん、俺もしかしたら世界的なピアニストになれるかもって。

さっきまでピアニストの将来を絶望だといっとったやつやとは思えません

フォルテ

そっから死ぬほど練習したよね。筋トレもあんまりせずに、ピアノ1日12時間くらい練習したもんね。


タカハシ

筋トレあんまりせんかったんや。


フォルテ

週に3回くらいしかせんかった。

結構してると思うけど、突っ込んでいいのだろうか…(結局スルーしました)

フォルテ

それでピアノ界の最高峰と言われる東京藝術大学の大学院を受けて、『受かったら世界的なピアニスト』を目指そうと、もしダメだったら『俺のキャラを世の中にぶちまけてやろう』と。マッチョでピアノを弾ける人ってあんまりおらんし。


タカハシ

凄まじい2択やな。


フォルテ

そう。受かれば伝統を伝えるピアニストに、落ちたらエンターテイナーとしてのピアニストに、なろうって。

そっからの練習はすごかったよ、朝5時から昼は鳥の胸肉弁当を食べて、夜の22時まで。

そりゃあお昼はね、鶏の胸肉だよね。

タカハシ

結果は…?


フォルテ

まぁ、エンターテイナーになると決めたよね。



目立ち散らかしたい

タカハシ

なるほど。マッチョなピアニストっていうキャラクターで活動をすることに抵抗はないん?素直に自分のピアノの音だけで評価をして欲しいとか。


フォルテ

まっっっったくない。目立てればいい。

シンプルすぎる…

タカハシ

そこずっと一貫しとるよな。

めっちゃそもそもの話聞くけど、何でピアノを弾かんといかんのん?目立つためだけなら、マッチョでお得意の喋りを生かすのもありやと思うんやけど。


フォルテ

ん〜確かに「喋り」でもいいんよね。喋るの得意な方やと思うし。

でも、せっかくピアノ弾けるんやけぇ、楽器を通して笑わせたいんよね。そう俺、人を笑わせるのが好きなんよね。


タカハシ

ほう。


フォルテ

だって、ピアノを通して人を笑わせるってすごくない?喋っても面白い、ピアノ弾いても面白い、しかもマッチョ。こんな人おらんやろ。


タカハシ

なるほど、今までおらんかったタイプの人になって、人を笑わせまくって。


フォルテ

目立ち散らかしまくりたい。

結成秘話

タカハシ

今後目立ち散らかしまくる予定の相方とは、いつ出会ったん?


フォルテ

高3の時の広島のコンクールで会って、俺がナンパしたんよね。「お前うまいな〜」って。


タカハシ

よくOKしたな…


フォルテ

相手も相当変わったやつで、当時頭モジャモジャで水玉の衣装で、生まれ変わったらフィギアスケーターになりたいって言いよったからな。


タカハシ

確実に目立ちたがりやん。


フォルテ

でも、喋ったりするのは嫌らしくて、服とか化粧で目立ちたいらしい。あと、オペラ歌える。

(先日ついに、相方・ピアノちゃんも動画に出てました 。)

タカハシ

(あまり深入りすると帰ってこれなくなりそうだから、まとめに入ろう)

今後はその二人組で、具体的にどう活動していくん?


フォルテ

マッチョなピアニストとして、世の中に存在を知らしめたいよね。

世の中に俺の存在をぶちまけたいよね

タカハシ

そのために、演奏会を開いたり、いろんな媒体、Youtubeとかを使って、知っていってもらうってことやな。


フォルテ

そう。最初にも言ったけど、「ピアニストです。聞いてください!」って言っても、本当に興味のある人しか聞いてくれんのよね。

でも、マッチョでおもれー奴が、ピアノ弾けるらしいってなれば、聞いてみようかって思ってくれると思うんよ。

そうやって、よりたくさんの人に俺たちの活動を届けていきたいよね。


タカハシ

最後になんか言いたいことある?


フォルテ

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「俺マッチョなピアニストで食っていこうと思うんうよね」

そう聞いてすぐにインタビューをお願いした。大学のトイレでの出来事だった。

 

彼は『目立ちたい』『モテたい』というとてもシンプルで力強い想いで活動している。彼の活動や発言の裏に、もちろん様々な思いがあるのだろうけれど…

僕らは、いや僕は、何をするにも、「これはなぜやるのか?」「誰のため?」色々考えた末、結局「そもそも何でやるんだっけ?」頭の中でぐるぐる、ぐるぐると考え込んでしまう。

そんな僕には、彼のシンプルで真っ直ぐで力強い姿は、とても眩しかった。

 

このインタビューをした時は、まだ数本しか上がってなかったYoutube動画も、毎日UPされて相当な数になっている。

一番再生されている動画は再生回数が7,000回を超えているし、チャンネル登録者数も700人近い。

シンプルに力強い姿で、地道に動画を上げて演奏しているその姿は、やはりとても眩しく感じる。

 

Text by 高橋大希(Twitter Instagram )
Photo by 鈴木ひかり(Instagram
場所の提供:そらいろのたね(Facebook


今回取材させていただいた、フォルテ君のSNSです。フォルテ君、話を聞かせてくれてありがとう!

マッチョなピアニスト フォルテ君
・Youtube(僕、フォルテ
・Twitter(@fortesama
・Instagram(@body_builder_pianist


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