「自分に素直に生きていく」白方大海のミナモトとは(後編)




あなたの周りに「なんでそんなことやってるの?」と思わず尋ねたくなるような人はいませんか?

 

お金になるわけでもない。

誰かに頼まれたわけでもない。

しんどいこともある。

 

そんな“別にやらなくていいこと”に全力で取り組んでいる人が時々います。

 

どうして彼らはそんなことに全力で取り組めるのだろうか?

ここではそんな彼らの“ミナモト”をきいていこうと思います。


戦隊モノの一番最初の全体人数でもある五人目は、

大学入学後、突然農業に目覚め、現場を見て回るために休学して日本一周をしたり、

溢れんばかりの愛情を乃木坂46に注いだり、

自分で野菜を育てて、溢れんばかりの愛情を注いだり、

冬なのになぜかいつも半袖を着ている、愛媛大学社会共創学部の白方大海くんです。

 

<前編>では、彼がなぜ大学入学後農業に興味を持つようになったのか、ということについて。<中編>では、日本一周をしたワケ、学んだことをききました。

 

彼の活動の“ミナモト”は何なのでしょうか?




一人の農業者として生きる

左がタカハシ、右が白方くんです

タカハシ

ほぼ日本一周を終えて、沢山の農業者に出会って、いろんな問題、いろんなこと、がみえてきた中で、それでも今、一人の農業者として生きていきたいと思っているのはなんで変わらなかったの?

 

白方

現場で働くことの面白さに触れる中で、農業がぼくの中で知的産業化してきたんですよね。

 

タカハシ

ちてきさんぎょうか?

ちてきさんぎょか?

白方

例えば今まで経験則でやっていた部分をサイエンスをぶち込んで土壌の成分を分析して施肥設計をしたり。

 

タカハシ

ほう

 

白方

販路開拓のためにITを用いて消費者に直接売るためにマーケティングをしたり、と現場の進化は著しいんですよね。

 

タカハシ

たしかに。

 

白方

それに、思考実験がめちゃくちゃ多い

自然と相対しているので、当然予想外のことも起こります。なので、答えのない問答が絶えず繰り返されるんですよ。

「答えのない社会」面白いですよねぇ

タカハシ

出た、答えがない。

 

白方

そういう答えがない問いを考え続けるのが面白いんですよね。

それが生産者としてやっていく魅力の一つだと思います。

 

タカハシ

答えのない問いを考え続け、実践していくプロセスが面白いと。

 

白方

それと小さい時から自然の近くで生活をしていて。

 

タカハシ

具体的には?

 

白方

じいちゃんも山を持っていたし、長期休暇は自然と触れ合えるような施設によく連れて行ってもらってたんですよね。

よい家族ですなぁ

タカハシ

なるほど。そういう経験もやっぱでかいんやなぁ。

 

白方

たしかにアプローチとして、加工業者・行政・流通、色々あると思うんですけど、最初は現場ベースでミクロな活動を生産者としてやりたいんですよね。

 

タカハシ

最初は?

 

白方

その経験を積み重ねて、熟齢期を迎えた時に、何をするのか?っていうのはあると思うんですけど。

 

タカハシ

ほう。

 

白方

やっぱり最初は就農して現場を経験したい、それをマクロな方向に広げていきたいっていうのはありますね。

現場で土の声を聴いている白方くん



みかんで世界を平和に

タカハシ

農業を通して手に入るライフスタイルへの想いはすごく分かったんやけど、職業として農業をやる上でどう世の中へ貢献できるのか?っていうのはどう?

 

白方

農業を通してどう世界に貢献したいか?ですよね。

 

タカハシ

そうやね。

 

白方

ぼく業態としては柑橘農家を考えていて。

 

タカハシ

ほう。

 

白方

自分のみかんを通じて世界平和の一助になればいいなと思ってるんですよね。

みかんを通じて世界を平和に

タカハシ

世界平和の。

 

白方

小さいころからみかんって身近な存在で、こたつにみかんがあってそれを食べながら家族と話すっていう原体験があって。

「こたつにみかん」いいですよね…

タカハシ

みかんが家族間のコミュニケーションの媒介物だったと。

 

白方

そう。家族を繋いでくれるという部分に魅力を感じるんですよね。

 

タカハシ

たしかに。

 

白方

世界は何で出来ているのか?って考えた時に、世界は国で、国は県で、県は市町村で、市町村は沢山の家族で出来ているじゃないですか。

つまり、本質的には家族が、国そして世界をつくってるんだと思うんです。

 

タカハシ

間違いないな。

 

白方

家族という小さい集合体が世界を構成しているので、そういう小さい所から平和にしていくことが世界平和につながるんじゃいかなと思うんですよね。

小さい所から平和に

タカハシ

それを日本一周の時に考えとったんやな。

 

白方

グローバル化の本質って何も資源の自由な移動だけではなく、地球規模でどう問題を解決していくかというところが重要な部分だと思うんですよね。

 

タカハシ

間違いないな。

 

白方

だから自分が成功するだけじゃダメで、地方が潤うだけでもダメで、いち農家でも世界的な視野を持つべきだと思うんです。

 

タカハシ

間違いないな。

間違いなさ過ぎて、メモの手も止まりました

白方

今の課題は、

「世界平和をどう定義するのか?」で、

地球全体を世界とするのか、自分の関わる人たちを世界とするのか、そもそも平和とは何なのか、そこを今学術的に論文とか読んで、考えているところです。

 

タカハシ

すげぇな。

カッコいいこと言ってますが、カメラを向けるとこうです



知りたいものはとことんと

タカハシ

いつからそういう風に日頃から勉強をするようになったん?

勉強というか思考というのか。

 

白方

自然と勉強してるっていう感じですかね。

小さい時から、歴史とかオカルトとか好きだったし、図鑑もずっと読んでましたからね。

“知りたいこと”は知りたいよね~

タカハシ

知りたい事をひたすら知りたいみたいな。

 

白方

高校に入学してからは表面的で実用的なものばかりを学ぶようになっていたのですが、この1年の休学でやっぱり自分の知りたいこと学びたいことに忠実になろうと。

 

タカハシ

いいなぁ。

 

白方

ぼく結構小さい時から夢が変わってきているんですよ。

取材中お米を運びました。お米って重いですよねぇ

タカハシ

ほう。

 

白方

歴史学者や博物館の館長、先生や実業家にもなりたくて。こ

れらの共通点って、知的探究心なのかな、と。

 

タカハシ

たしかに。

 

白方

ハマったらめっちゃハマるんですよね。

高校の時は嵐が好きで、曲は全部聞いて、バラエティは全部観てって。

乃木坂にもハマりました(Tシャツは乃木坂)

タカハシ

探求心やなぁ。

 

白方

強いかもですねぇ。ハマったものだけですけど。

自分に素直に

夢は自分に素直に生きていくことなので。

将来は自分のやりたい事も変わるかもしれないですけど、変わったとしても自分に素直に愛し生きていくことができれば幸せなのかなと思います。

 

 


日頃から沢山考えていることを一部かもしれないけれど、知れて良かったです。ありがとう!

白方くんと深夜の学校で撮影したポートレート集が見たい方は、<番外編>もあるのでお楽しみに!

また、<編集後記>も書くかもです。

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Text by 高橋大希(Twitter Instagram
Photo by 鈴木ひかり(Instagram
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