「自分の近くの人の“より良い”をつくる」篠永信一朗のミナモトとは(後編)




あなたの周りに「なんでそんなことやってるの?」と思わず尋ねたくなるような人はいませんか?

 

お金になるわけでもない。

誰かに頼まれたわけでもない。

しんどいこともある。

 

そんな“別にやらなくていいこと”に全力で取り組んでいる人が時々います。

 

どうして彼らはそんなことに全力で取り組めるのだろうか?

ここではそんな彼らの“ミナモト”をきいていこうと思います。


この世の中で最もキリのいい数字でもある三人目は、

野球部で主務を務めながら、大会前のチームを率いて被災地へのボランティアへ行ったり、

他学部の授業を取りまくったり、

まちづくりの事業に関わったり、

などなど様々な“なんでそんなことを?”な活動をされている、

愛媛大学工学部3回生の篠永信一朗くんです。

 

彼のそんな行動の“ミナモト”は何なのでしょうか?

 

<前編>では、硬式野球部で被災地へボランティアへ行ったワケ、組織のために動けるワケを聞きました。

それでは、<後編>です。




他学部の単位を取りまくるワケ

▲左が篠永くん右がタカハシ、真ん中がなぜかいた栗原さんです。

タカハシ

なんか風の噂によると単位取りまくってるらしいね。

 

篠永

他の人からしたらすごいどうでもいいと思うんですけど、愛大史上最多単位卒業を目指してるんですよ。

 

最多単位がなんぼなのか知らないんですけど。

 

タカハシ

無理やん。

 

篠永

だから一先ず200単位くらいとろうと思ってます。

200単位で卒業しようと思ってるんですよね

タカハシ

卒業に必要なのが130単位くらいやんな?

 

篠永

そうですね。

 

タカハシ

そんだけとっとったら1週間のスケジュールとかどえらいんやないん?

 

篠永
1週間て最大で25コマ取れるじゃないですか?

 

タカハシ

そうやね。月曜~金曜で一日に5コマあるから。

まぁそんなにとる人あんまりおらんけど。

 

篠永

ぼく2回生後期は全部で28コマとってたんですよ。

 

タカハシ

どゆこと?

▲1週間のコマ数が5×5で25コマのはずなのに、28コマとってる目の前の人に引いてる図

篠永

アーバンデザインセンターのこととか、ELSのこととかは大学の授業が終わった後、6限7限帯にあるんですよね。

それもとっていたらそんなことになりました。

 

タカハシ

最初っから史上最大単位狙っとったん?

 

篠永

いや、取りたい授業を取ってたら、単位がすごいことになりそうだったので、どうせなら目指そうかなみたいな感じですね。

 

タカハシ

すごいな。大学生の鏡やん。

単位いっぱい取ってやっぱりいいことあった?

 

篠永

友達が増えます

友達が増えます

タカハシ

たしかに、色んな学部の人と仲良くなれそうやもん。

 

篠永

それとちょっと先生っぽくて嫌なんですけど、工学部のまちづくり系の授業を受けていて、途中で社会共創学部の授業で習ったことの応用がきくとか。

 

タカハシ

なるほど。

 

篠永

学問がつながってるな、ということを結構感じますね。

 

タカハシ

鏡やな。大学生の。

 

篠永

いやでもテスト前とかレポート期間地獄ですよ。(笑)

▲理系のテスト勉強しながら、文系のレポートやってる時を思い出している表情



将来のコト

タカハシ

そんな大学生の鏡の篠永くんなんやけど、将来のこととか結構考えとる?

 

篠永

将来は四国中央市の市長になって、大好きな地元を誰からも愛されるまちにしたいなって思ってます。

四国中央市の市長になって、地元を“誰からも愛されるまち”にしたい

タカハシ

へぇ~なんで地元が大好きなん?

 

篠永

ぼく、おじいちゃんっ子だったんですよ。

 

タカハシ

ほうほう。

 

篠永

で、おじいちゃんにとっての孫ってめちゃくちゃかわいいじゃないですか?

 

タカハシ

うん。だって目に入れても痛くないくらいらしいからな。相当やで。

 

篠永

それで、地域の色んなところに連れて行ってもらって、その連れて行ってもらった場所にいるおじいちゃんおばあちゃんたちにもかわいがってもらってたんですよね。

 

タカハシ

ほうほう。

 

篠永

なので、自分は小さい時からこの地域に育ててもらったっていう意識がめちゃめちゃ強いんですよ。

 

タカハシ

それで大好きなんや。なんかめっちゃいいな。

 

篠永

ありがとうございます(笑)

でも、夢を宣言したのは20歳になってからで。

 

タカハシ

へ~なんで?

 

篠永

それまでは軽々しく言ったら、思いつきで言っとるように思われるのも嫌だったので、20歳の誕生日に“二十歳の夢”っていうのでFacebookに投稿したんですよ。

▲当時のFacebook投稿

タカハシ

周りの人はどんな感じの反応だった?

 

篠永

そうですね。

地元帰った時に、「応援するよ」って地域の人に行ってもらえたり、祭りの時に集会所で「もし力になれるなら色んな人紹介するよ」ってい言ってもらえたり、色んな人が気にかけてくれましたね。

 

タカハシ

地域から愛されまくりやん。

いつくらいから市長になりたいと思っとったん?

 

篠永

ぼく、小学生の時から高校3年生の1学期くらいまで医学部医学科志望だったんですよ。

 

タカハシ

まじか。

こいつすごいな…の図

篠永

地元で開業医して、地元のためになることをして、かつしっかり稼いで、お祭りとかに寄付できればいいなと思ってたんですよね。

 

タカハシ

それも素晴らしすぎるんやけど、なんで変わったん?

 

篠永

高校3年生の時に転機があって。

 

タカハシ

思っとったよりだいぶ遅めや。

 

篠永

野球部の夏の大会直前に、「体育祭の団長をしないか?」って言われたんですよ。

で、野球をずっとやっていたので、引退してから勉強頑張らないといけないのに、そこから団長やったらほぼほぼ一浪確定だったんですよ。

 

タカハシ

体育祭秋くらいにやるもんな。

 

篠永

でも、今自分がやりたいことをとことんやりたいって気持ちが強くて、結局やることになって。

 

タカハシ

やったんかい。

 

篠永

それで結果体育祭では優勝できたんですけど。

優勝おめでとうございます。

タカハシ

できたんかい。すごいな。

 

篠永

団長ほんっとに大変だったんですよ。みんな勝ちたいっていうのもあって、色んな人が色んな主張をしてくるし。

それでも、その経験があって、なんていうかリーダーのやりがいみたいなものを感じたんですよね。

悩んだら結局やっちゃうんですよね。

タカハシ

なるほどね。大変だったけれど、これが自分に向いている役割なのかな?って。

 

篠永

そうですね。小さいころから人前に出るのも好きだったので。

 

タカハシ

なんか市長になるために取り組んでるの?

 

篠永

まちづくりの勉強をしたり、さっきの単位の話もそういう勉強がしたいからなので。

 

タカハシ

ほうほう。

 

篠永

政治関係のインターンをして現場をみたりしてます。

でも、結局自分が今所属している組織をよくできないと、将来地域をよくできるわけがないと思うので、愛大硬式野球部をとにかくいいチームにすることそこを頑張るのが成長のために一番大事かなと思います。

“自分が今関わっている組織をよくすること”が一番大事

タカハシ

たしかに。

地元が良くなる状況ってどういう状況のこと?

 

篠永

具体的な地域の課題を話し始めると長くなるので、まとめていうと、地域の課題を解決することと、地元愛を強くすることですかね。

 

タカハシ

ほうほう。

 

篠永

今は紙工場があるので雇用はあるんですけど、進学した人が帰ってこないんですよね。

でも、都会にあるものを田舎にもってきてそれっぽくしたりするのは違うと思うので、とにかく地元が好きな人を増やしたいんですよね。

 

タカハシ

なんかもう考えとる方法とかあるん?

 

篠永

おじいちゃん子とおばあちゃん子を増やせばいいかなって(笑)

 

だから将来政策を考える立場になれれば、小学生とおじいちゃんの交流の場を増やしたり、地元のことをすきになることができるような機会を増やしていきたいですね。

地元のことを好きな人が多い街ってなんか素敵じゃないですか。

インタビュー中は終始その地元愛を感じさせられました。ほんとに好きなんだなぁ、地元。

タカハシ

なんか話とって思っとったのは、篠永くんってめちゃくちゃ愛されてきたんだと思うんよね。

 

篠永

ありがたいことに。

 

タカハシ

孫ってかわいがられ方異常やん。

コケても、ものこぼしても、すべての行動を褒められるやん。

そういう経験が小さい時にたくさんあったから、自信が小さい時からあったんかなと思うんよね。だって失敗しても周りの人めっちゃほめてくれるって無敵やん。

 

篠永

しかも近所の年の近い人も年上が多くて、地域の末っ子みたいな感じでしたからね。

 

タカハシ

いや~愛されそうやもん。

というかおれがこのインタビュー中でその魅力にやられとるから。

 

篠永

マジですか!(笑)

でも、ほんとに人には恵まれてきました。それは感謝ですね。

 

タカハシ

いや~篠永くんが引き寄せとんやと思うけどね。

 

篠永くんインタビュー答えてくれてありがとう!なんか心洗われる時間でした!

 

これで篠永くんのインタビューをまとめた記事は終わりです。

ここまで読んでいただきありがとうございます。

この記事に関わってくださった方は本当に素晴らしい方ばかりなので、下のSpecial Thanksからそれぞれの人のSNS等を覗いてみてください。

本当にありがとうございました!

▼前編はこちらから▼

Special Thanks

協力者

今回のインタビューにご協力方々です。

主役
篠永 信一朗
Facebook

愛媛大学硬式野球部https://www4.hp-ez.com/hp/aidaikoushikiyakyu/page1h

撮影
鈴木 ひかりinstagram(@hikariri.s)

場所の提供
カフェ みくろす
(愛大・松大近くの学生向けフリースペースです。)


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