「自分の選択に納得できる就活をして欲しい」就活ラボGATI代表 栗原峻のミナモトとは(中編)




あなたの周りに「なんでそんなことやってるの?」と思わず尋ねたくなるような人はいませんか?

 

お金になるわけでもない。

誰かに頼まれたわけでもない。

しんどいこともある。

 

そんな“別にやらなくていいこと”に全力で取り組んでいる人が時々います。

 

どうして彼らはそんなことに全力で取り組めるのだろうか?

ここではそんな彼らの“ミナモト”をきいていこうと思います。


記念すべき二人目は、就活ラボGATI(以下GATI)という団体を立ち上げ、

『個々の可能性を最大化する人財配置により、プリンシプルのある社会を地方から興す』

という事業をおこなったり。

『小学生&中学生の子どもたちに、遊べる・学べる・頼れる場所を提供する』

子ども未来教室を立ち上げたり。

などなど様々な“なんでそんなことを?”な活動をされている、愛媛大学院生 栗原峻さんです。

前編では、GATIの活動の説明や1年のアメリカ留学での考えの変化について聞きました。

それでは、中編の始まりです。どうぞ。




子ども未来教室を始めたワケ

とりあえず“居場所”をつくる

タカハシ

それでアメリカ留学から帰ってきて、子ども未来教室をはじめたと。

 

栗原

そうそう、アメリカで「おれ、色々できるんじゃない?」っていうのを感じたんだけど、子ども未来教室を始めたのはまた違う理由なんだよね。

 

タカハシ

また違う理由なんですね。

 

栗原

そう。アメリカでは多分宗教の影響なんだけど、社会的に弱い人をみんなで助けるという文化がすごいあったんだよね。

 

タカハシ

お~いいですね。

 

栗原

おれも友達と日曜の朝教会に行って、礼拝が終わったらホームレスの人に炊き出しとか、老人ホームに行って歌を歌ったりとかっていうのに結構行ってたんだよね。

 

タカハシ

栗原さんってクリスチャンでしたっけ?

 

栗原

いやクリスチャンではないんだけど、そういうのいいなっていうのを感じてて、友達とも「クッキー買ってスラム街の子どもたちに持っていこうぜ」みたいなことをすごい気軽にやってたんだよね。

 

タカハシ

お~いいですね。

 

栗原

それまでは、ボランティア=意識高い系っていうイメージがあってくそアンチだったけど、そういうのをみて純粋にいいなって。

 

タカハシ

くそアンチ…

▲くそアンチだった頃を思い出している、微妙な表情

栗原

でもそれと同時に、アメリカではそういったボランティア活動をしないといけないほど、経済格差が広がっているんだなっていうのをすごい感じて。

ロスに3rdストリートっていうのがあるんだけど、そこはすごいテント村なんだよね。そういうのをみたらこれはやばいなって。

 

タカハシ

そういう体験をして日本に帰ってきたんですね。

 

栗原

そう。それで帰ってきて、もう一度日本をみてみたら、日本にも色んな問題があって

で、色々な問題を考えた中で、子ども食堂は必要なんじゃないか?と思ったんだけど、食材を扱うっていうのはその時の自分には難しかったんだよね。

 

タカハシ

子どもを食中毒にしたりしたら、ほんとに危ないですからね。

 

栗原

それで、今の自分にできるのは、勉強教えたり、一緒に遊んだり、とりあえず“居場所”をつくるっていうのが大事かなっていうので始めたかな。

なぜ子供の教育だったのか

タカハシ

もう素直にめっちゃいいな、って思うんですけど。

 

栗原

おぉ、ありがとう。

 

タカハシ

ただ疑問なのが、日本に帰ってきて色々な問題があるっていうのを感じたんですよね。

 

栗原

そうそう。

 

タカハシ

なんで子どもの教育だったんですか?

 

栗原

なんでなんだろうね。

 

タカハシ

ぼくはエスパーではないのでわからないです…

▲本気で思いだそうとしてくれましたが、無理でした…

栗原

でも一番強く問題意識を持ったのは、経済格差をどうにかしないといけないっていうことだったんだよね。

 

タカハシ

ほうほう。

 

栗原

それでどこにアプローチするの?ってなるじゃん。世代とか。

 

タカハシ

なりますね。

 

栗原

で、アメリカでのボランティアの経験も子供が多かったし、語弊があるかもしれないけど年齢が小さいほど影響力も大きいと思うんだよね。

それで子どもじゃない?って思った。

 

タカハシ

面白いですね。

 

栗原

なにが?

 

タカハシ

いや、前編で「子ども未来教室では、多様性を受け入れて、自己肯定感が下がってしまうような経験をした子を受け入れる場所にしたい」っていうことを言ってたじゃないですか。

 

栗原

うん。

 

タカハシ

だから、なんか入り口と出口が違っているなって。

入り口は経済格差への問題意識だったけど、出口では多様性を受け入れる場所づくりっていう、それはなんだか面白いですね。

 

栗原

あ~たしかに。

それは、活動を始めるにあたってNPOとか、フリースクールの人とかに会って、話を聞いたのが一つの原因かもね。



GATIに通ずるもの

タカハシ

今の話を聞いているとやっぱりGATIに通ずるものがあるな、と感じますね。

 

栗原

そうだね。

 

タカハシ

就職活動の中でも自分何でもできるんじゃない?という考え方を持ってもらいたいというか。

 

栗原

ん~なんというか、より良い選択をしてもらいたい。っていう感じかな。

“より良い選択”を。

タカハシ

ほうほう。

 

栗原

就活って終わりないと思っていて。

 

タカハシ

終わりないんですか!

 

栗原

日本に企業って400万社とかあって、それを全部みた時に就活って終わるのかなって思うんだけど。

 

タカハシ

それは、就活終わる前に人生終わりますね。

 

栗原

そう。だから、大事なのは個人がそれぞれどれだけ自身の選択に納得が出来るかだと思うんだよね。

そのためには、沢山の企業をみてみるとか、自分が納得できる材料を集めて、どれだけ納得度を高められるかということが重要だと思うんだよね。

 

タカハシ

でも人によって大切にしたいことは違うから大変ですね…

 

栗原

そう。

おれの例であれなんだけど、最初はとりあえず給料いいとこ行きたいと思ってたのね。それってお金っていう選択軸じゃん。

 

タカハシ

選択軸…

 

栗原

で、公務員になりたいって思ってた時は、福利厚生とか安定っていうまた別の選択軸だったんだよね。

 

タカハシ

なるほど。

 

栗原

でも、実際に就職活動を始めた時におれがみてたのって、成長できる環境があるのかとか経営者の理念だったりしたんだよね。

そういう風に自分がどんな選択軸を重要に思っているのかとか、そもそも色々な選択軸があるっていうのを知らないと納得できる就職活動はできないんだよね。

情熱の源泉は?

タカハシ

すっごい素朴な疑問なんですが、いいですか?

 

栗原

いいよ。

 

タカハシ

就活生って毎年変わるじゃないですか?なんでそこに、これだけの情熱をもって、自分の生活をかけてやろうと思えるんですか?

 

栗原

最近の自分のキーワードの一つでPrincipleという言葉があるだけど。

 

タカハシ

どういう意味ですか?

 

栗原

プリンシプルは英語で道理とか原理原則とかそういう意味なんだけど、なんかこれがちゃんとある世の中になれば面白いんじゃないかなと思うんだよね。

 

タカハシ

ん~もう一声説明を。

 

栗原

今の日本って何かしなきゃいけないことってないんだよね。

今の日本には“何かしなきゃいけないこと”はない

タカハシ

ないんですか?

 

栗原

うん。昔のおじいちゃんとかが戦後頑張ってた時って、何かをしなきゃいけなくて、その反面夢とかが溢れてて、だから日本ってこれだけ豊かになったと思うんだよね。

 

タカハシ

ほうほう。

 

栗原

だけど豊かになったからこそ、何かをしなきゃいけないっていうのないじゃん。

目的意識とかなくても、とりあえずやる、みたいな。

 

タカハシ

たしかに、なんとなく満たされているし、今日なにもしなかったから明日死ぬってこともないですもんね。

 

栗原

でも、目的意識をもってやらないから、今の日本って少しずつおかしくなっているのかもしれないと思っていたりして。

だったら、一人ひとりが筋道立てて物事を行うことで、日本は良くなるんじゃないかと。

 

タカハシ

しっかり、原理原則を忘れず、プリンシプルに。

 

栗原

そうだね。

 

タカハシ

それをまずは就活で地方から実践することで、日本をよくしていこうと。

 

栗原

そう、ざっくりとだけどそう思ってるよ。

 

<後編>へつづく

<後編>では、GATIにかける想いを深く掘り下げて聞いていきます。お楽しみに。

Special Thanks

協力者

今回のインタビューにご協力いただいた方々です。

主役
栗原 峻
twitter(@sk_ktitlns)instagram(@kurihara.shun)

就活ラボGATIhttps://www.gati-navi.com/

撮影
鈴木 ひかりinstagram(@hikariri.s)

場所の提供
そらいろのたね(愛媛大学の近くのカフェです、ぜひお立ち寄りを!)

応援者

佐藤康介http://Instagram.com/kosuke.48


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