「失敗したら、起きればいい」門脇幸平のミナモトとは(中編)




あなたの周りに「なんでそんなことやってるの?」と思わず尋ねたくなるような人はいませんか?

 

お金になるわけでもない。

誰かに頼まれたわけでもない。

しんどいこともある。

 

そんな“別にやらなくていいこと”に全力で取り組んでいる人が時々います。

 

どうして彼らはそんなことに全力で取り組めるのだろうか?

ここではそんな彼らの“ミナモト”をきいていこうと思います。


日本のすべての季節を表す数字でもある四人目は、

エンカレッジという就活支援の団体で就活の相談を聞いたり、

アチーブメントという人材系の団体で色々な人の人生の相談を聞いたり、

TAMANIBarというイベントで、人の人生をより良くするためのワークショップを開いたり、

などなど様々な「ひと思いやなぁ」という活動をしている

愛媛大学工学部4回生の門脇幸平くんです。

<前編>では、彼がなぜ「成長」に対して前向きなのかそのミナモトを探ったり、なぜ愛媛大学を選んだのか?ということについてききました。

それでは、<中編>のはじまりです。どうぞ。




テニスができなくなったから

▲左がタカハシ右が門脇くんです

タカハシ

それでなんで今テニスしてないん?

 

門脇

愛媛には大学入学前の3月くらいから来て練習には参加しとったんやけど。

 

タカハシ

さすがの熱量やな。

 

門脇

そっからも試合にはなかなか出れてなかったんやけど、練習はずっと頑張ってて。

 

タカハシ

さすがの熱量やな。

 

門脇

1年生の10月に足首をひねった時に靭帯が伸びてしまったんよね。

 

タカハシ

ケガか…

 

門脇

それですぐに病院には行ったんやけど先生にも

「あぁ~これはもう伸びちゃってるね~テニス無理だよ。」

って言われて。

 

タカハシ

なんか先生軽くない?

 

門脇

そっから、

「おれ何しに愛媛来たんやろ、テニスしに来たのに」

って思って何回も無理やりやろうと思ったけど、途中で足に力が入らんくなって動けんようになるんよね。

おれ何しに愛媛にきたんやろ、テニスしに来たのに。

タカハシ

まじかぁ。

 

門脇

ケガしてすぐ位の時に先輩が飲みに誘ってくれたんよね。

 

タカハシ

いい先輩やなぁ。

 

門脇

そこのお店がめっっちゃいい雰囲気だったんよね。

 

タカハシ

ほうほう。

 

門脇

誕生日のサプライズでフラッシュモブとか始まるし。

おれお酒弱いんやけど、飲みすぎて普通に潰れてぐでーんてなっとった時に、飲み放題終わっとるのにでっかいグレープフルーツジュースをくれたんよね。

 

タカハシ

なぜにグレープフルーツジュース?

 

門脇

「これアルコール分解するそうなので」って言って。

普通くれても水くらいやん。そのサービス精神に心打たれて、その日家に帰った後に電話したね。

「ここで働かせてください」って。

ここしかないと思ったね

タカハシ

その居酒屋の名は?

 

門脇

夢の家

いい居酒屋さんなのでぜひ

タカハシ

よい居酒屋さんだなぁ。

 

門脇

それで働き始めたんやけど、働いとって楽しいし、曇ってた心も晴れていったんよね。

 

タカハシ

よかったなぁ。

 

門脇

それで1年生の年明けくらいの時に「居酒屋甲子園」っていうのが5月にあるぞっていうのを聞かされたんよね。

 

タカハシ

居酒屋甲子園?

 

門脇

そう日本で一番熱い居酒屋を決めるんやけど夢の家でるぞ!って。

▲居酒屋甲子園のようす

タカハシ

日本一とるぞ~って。

 

門脇

そう。テニスでは全国行けんかったから、次は居酒屋でと思って。

 

タカハシ

いいね~

 

門脇

それで部活もその時に休部にしてもらって、2か月経ってケガが良くなっていれば戻るし、ダメだったら辞めますっていう感じになって、そっからは甲子園に向けて夢の家に月26日出勤で。

 

タカハシ

あれ、1か月って何日あったっけ?

26日出勤という事実が受け入れられなくて、耳が正常か確かめているようす

門脇

30日くらいやな。

 

タカハシ

やんなぁ。

 

門脇

やから日曜が定休日なんやけど、それ以外は全部出勤ていう感じだったな。

 

タカハシ

居酒屋甲子園に向けてのそういう日々はどんくらい続いたん?

 

門脇

半年間くらい続いたかな。その期間で、めっちゃ成長できたと思うし、お客さんにも楽しんでもらうことができてめちゃ楽しかったな。

すごい良い笑顔で語っていたので、ほんとに楽しかったんだと思います

タカハシ

居酒屋甲子園はどうだったん?

 

門脇

覆面調査が5月6月7月で1か月ごとにどっかで1回ずつ来るんよね。

それで200点満点なんやけどそこの平均が県内で6番以内だったら中四国大会に進めるっていう仕組みだったんよね。

 

タカハシ

それ担当になったら恐ろしいな。

 

門脇

でも覆面調査やからどの人が審査員か分らんのよ。

 

タカハシ

えっ、覆面しとるんやないん?

覆面調査イメージ

門脇

1か月ごとに誰が対応してその時の点数が何点だったかっていうのが届くんやけど、5月の対応がおれだったんよね。

 

タカハシ

うお~どうだった?

 

門脇

それが200点満点中、200点で。

 

タカハシ

それはすごい。

 

門脇

全体の平均でも県内の6番以内に入って中四国大会に出れたんよね。

 

タカハシ

中四国大会はどんな感じなん?

 

門脇

ホールの舞台上で、自分の居酒屋が何を大切にしていて、どんな取り組みをしているのかということを15分くらいでプレゼンするんよね。

 

タカハシ

ほうほう。

 

門脇

1位になれば全国大会に行けるんやったんやけど。

 

タカハシ

なかなかに狭き門やな。どうだったん?

 

門脇

結果は2位で全国大会には行けんかったんよね。

 

タカハシ

一番悔しいやつやん。

 

門脇

悔しかったな~

ほんとに悔しかったな…

タカハシ

その後はどうなったん?

 

門脇

来年こそは全国大会に行くぞ!ってなった。

 

タカハシ

じゃあ26日出勤が続いていくんやな…

 

門脇

いや、甲子園が終わった9月にマルタ共和国に1か月半くらい留学したんよね。

 

タカハシ

あら突然。なんで?

 

門脇

自分の知らない世界を知りたかったし、テニスラケットを作りたかったって言ったやん。

 

タカハシ

そうやな。前編で。

 

門脇

テニスの聖地ってイギリスで、そこでラケットの開発を選手と共にやりたくて。そのためには英語の知識も必要だからっていうのでマルタに行ったかな。

 

タカハシ

じゃあマルタから帰ってきてからは26日出勤生活だったんやな。

 

門脇

いや。

 

タカハシ

なんで?

 

門脇

マルタに行く前に彼女が出来とったんよね。それで、やっぱり遊びたいやん。

 

タカハシ

間違いない。それは仕方ない。

彼女ができたなら仕方ないよね~

門脇

それでバイトは週に4回くらいになったかな。

 

タカハシ

2回削ったんや。

 

門脇

でも、居酒屋甲子園は目指しとって、そん時くらいにドリーマーリーダーになったんよね。

 

タカハシ

ドリーマーリーダー?

 

門脇

バイトリーダーみたいなものかな。

夢の家本店のリーダーはしよったんやけど、2年生の1月に県内全部の4店舗のリーダーになって。

 

タカハシ

すげぇ。

 

門脇

それでドリーマーカレッジっていうイベントをつくることになったんよね。

 

タカハシ

それはどんなイベントなん?

 

門脇

それはバイトの人たちが学校では学べないことを学ぶ場所をつくろうっていうもので、それまでは社長の話がメインやったんやけど、中身も自分たちでつくっていこうっていう時で。

 

タカハシ

大変そうやな~

 

門脇

2か月に1回やるんやけど、それをリーダーがつくるってなって。

 

タカハシ

ほうほう。

 

門脇

もう全然うまくいかんかったんよね。

うまくいかなかった時を思い出して、苦笑いするしかない門脇くん



学びを求めて外へ

タカハシ

どううまくいかんかったん?

 

門脇

ファシリテーションと内容かな。

 

タカハシ

結構うまくいってないね。

 

門脇

みんな楽しそうじゃないし、空気も悪いし、社長にもダメだしされるしで、これは難しいなって。

 

タカハシ

くじけてしまった?

 

門脇

いや、でもみんなが学べる場所は絶対につくりたくて、そこから自分の学ぶ場所を探し始めたんよね。

 

タカハシ

おお~どんなところ?

 

門脇

それが吾輩の塾であるだったり、エンカレッジ(以下エンカレ)だったり。

 

タカハシ

そういうのはどうやって見つけたん?

 

門脇

最初はエンカレに出会ったんやけど、それはtwitterでたまたま友達がリツイートしてたのを見つけたんよね。

 

タカハシ

そのころのtwitterのいいねは星マークやな。多分。

取材中にはおいしいぶどうも頂きました

門脇

この時は理系の大学院に進学しようと思っとったから、理系しか選択肢がなかったんやけど、エンカレって文系の人が多くて、自分にはない世界観を持っていてそれがすごく面白かったんよね。

 

タカハシ

ほうほう。

 

門脇

それで、その人たちの世界も知りたいなって思って、吾輩の塾とか色々教えてもらったんよね。

 

タカハシ

なるほど。そういう学びはやっぱり活きた?

 

門脇

相当活きた。吾輩の塾の人とか、エンカレの企業イベントで話す人とかプレゼンがすごい上手いんよね。やから、そういう人のまねをして

 

タカハシ

上手くなっていって。

 

門脇

5月のドリーマーカレッジからは「参加してよかった」っていう声も増えていって。いいものが出来るようになっていったかな。

 

タカハシ

それで自分自身の就活が始まるわけやな。

あれ?でも今ヨネックスで働こうと思ってないやん?

 

門脇

そう、それはね…

 

<後編>へつづく

<後編>では、門脇くんがどんな就活をして、ヨネックスではなく今のように人材育成分野で活躍したいと考えているのかききました。おたのしみに。

Special Thanks

協力者

今回のインタビューにご協力方々です。

主役
門脇 幸平:Twitter(@kadokado64)instagram(@kado_kouhei)Facebook

TAMANIBar Ehime
エンカレッジ

Trigger

撮影
鈴木 ひかりinstagram(@hikariri.s)

場所の提供
そらいろのたね(愛媛大学の近くのカフェです、ぜひお立ち寄りを!)


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