【感想】「古賀史健がまとめた糸井重里のこと」~『役にも立たない町の知性』がおもしろい~




ことば」って、とても不思議なものだと思いませんか?

人を傷つけることもできるし、人を救うこともある。

 

どうも、初っ端からからことばを操りいいことを言おうとするという、一番ダサいことをしてしまいました。

そんなヘタに使うとサブい人にもなりかねない「ことば」を縦横無尽に乗りこなしている人がいます。

そう、糸井重里さんです。

 

糸井さんはコピーライターとしてジブリのコピーをつくったりして、ことばで作品を世の中に広め。

MOTHER」というゲームでは作中でのキャラクターの言葉で、プレイヤーの心を揺さぶり倒し。

今は、Webメディア×ECの「ほぼ日刊イトイ新聞」というものを主宰しています。(これに毎日でる糸井さんのエッセイが良すぎるので知らない人はダウンロードを推奨します!)

サブい言葉をよく使ってしまうぼくは、そんな「ことば」の匠・糸井重里さんの自伝が出たと聞き、さっそく読んでみました。

本日のほん「古賀史健がまとめた糸井重里のこと」

 

どんな内容なの?

タイトルにもあるように、古賀史健さんがまとめた糸井重里さんの自伝のようなものです。

「古賀史健さん?」という方も、いらっしゃると思うので説明します。

古賀史健さんは「嫌われる勇気」のライターやホリエモンさんの「ゼロ」の構成を担当したりしている文章のスペシャリストの方です。

古賀さんのnoteはマジでよきなので、もしよければ読んでみてください。

 

今まで、スタジオジブリのコピー作成、徳川埋蔵金の番組、ほぼ日の上場、ゲーム制作、などなど本当にたくさんのことをしてきた糸井重里さんですが、実は自伝が出ておらず、これが初の自伝でおそらく最後の自伝になると語っています。

 

糸井さんのことを知っている人はもちろん、知らない人でも読むと感じることがたくさんある、まるで糸井さんが語りかけてくださるような、そんな内容になっていました。

以下では、この本で僕が心に残った3つの言葉を紹介したいと思います。

心に残った言葉

心に残ったところが多すぎて3つに絞るのはめちゃくちゃ大変でした…が、頑張りました!どうぞ!

ぼくが永ちゃんに教わったのは「時流に乗らないこと」の大切さ。時流に乗ってヒットしたバンドは、時流とともに消えていくんです。むしろ「そんなの時代遅れだよ」と笑われるくらいに愚直なほうが、しぶとく生き残る。

糸井さんは「成り上がり」という矢沢永吉さんの自伝を過去に書いたことがあり、それから親交がずっとあるそうです。

時流に何でも乗らないといけないような気がしている僕には、なんだか救われる言葉でした。

ぼくがコピーに求めていたのは「うまい」じゃなくって、「うれしい」なんです。

商品や広告に「うれしい」がある時に人はそれを買いたくなる。

ぼくも「うまい」より「うれしい」を大事にしよう。(それっぽいことを言っていますが、全く良く分かっていません。)

付け加えるとぼくは、「役にも立たない町の知性」が大好きなんです。

ぼくにとって、相手の年齢だとか、肩書とか、経歴だとか、そんなものは何の意味も持たない。インターネットに夢中になった時だって、ツイッターに夢中になった時だって、触れていたのはいつでも「役にも立たない町の知性」でした。

「役にも立たない町の知性」

最高ですね。なんでこんな表現を思いつけるのだろう。

感想

この本を読んで糸井重里さんは、何事にもまっすぐな視線をもって向かい合える人なんだなということを強く感じました。

作中にこんな文章があります。

以前、評論家の呉智英さんから「糸井さんは高校時代の友だちのことを、いまでも『おれよりもすごい』と言う。それはほんとうにすごいことだ。」と、妙な評価をされたことがあるんだけど、ぼくにとっては当たり前のことなんです。彼らへの尊敬とあこがれはいまも変わらないし、ぼくは自分のことを「彼らよりもすごくないおれ」だとずっと思っていますよ。

これってすごいことだと思うんです。

ぼくもそのへんの植木をうまいこときってるおっちゃんの、道端の花に水をいつもあげてくれているおばちゃんの、時刻表を恐ろしく覚えている少年の、そんな「町にころがっているすごい」をみつけられる人でありたい

本を読み終わってそう思っています。

 

長い文章になってしまいました。

ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます。

それでは今日はこの辺で。

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