愛媛に来て約3年。愛媛について何にも知らない僕は、一先ず西日本最高峰『石鎚山』に登ることにした




外国を訪れて、

自分は日本のことを何も知らない

そう思わされるという話をよく聞く。

 

僕は昨年、半年間神戸にいた。その時に、

「愛媛ってどんなところ?」

「愛媛にいったらどんなところがおすすめ?」

 

ということを聞かれても、

 

「みかんがおいしいっす!」

「道後温泉と松山城ですかね。」

そんなググればすぐに出る情報しか3年も住んで出てこない自分が恥ずかしかった。

 

今の時代、僕らの手の中にある四角い万能の箱で、どんな情報だって手に入り、知ることが出来る。

 

でも、それが“知る”ことになるのだろうか?

それはきっと、あの箱の中からは出てこない物を経験しなければ分からない。

だから僕はふと、この愛媛の地のことをもっと知ろうと思った。

 

今日は、その第1弾として西日本最高峰『石鎚山』に登ったという話です。

もしよければあなたもその魔法の箱を通して、僕の体験を読んでいただければ幸いです。




石鎚山への行き方は2つある。

バスで行くか、車で行くか。

バスでは電車も使わないといけないので、市内からだと3時間以上かかる。だが、車だと2時間かからず行くことが出来る。

免許を取って約8か月ペーパードライバーを極めんとする僕は、ここで一大決心をした。

 

よし車で行こう…

 

この…に込められた思いは、ペーパードライバーを経験した人ならば理解できると思う。

そう、

 

いつかペーパーを脱するために運転をしなければいけない時が来るとは思っていたが、今なのか。ん?本当にそうか?実は運転しなくてもいいんではないか?でも、ここで運転をしなければ。おれの運転免許は一生ただの紙なのではないのか?よし!でもなぁ…

 

という思いを表している…なのだ。

その葛藤に勝利した僕は車で石鎚山へ向かうことにした。

 

頼むぞ東温レンタカーの軽よ。そしてグーグルマップよ。

片道2時間の運転で、山道をグネグネ走っただけだけれど運転を好きになる人の気持ちをなんとなく理解できたから、僕は運転が好きなのかもしれない。

 

長いドライブをなんとか終えると、

このいい感じの入り口が迎えてくれた。

 

石鎚山の麓には温泉もあり、宿泊所だったであろう場所も多い。

どれだけ観光客が来ているのか分からないが、今と昔のこの麓での暮らしを知っているおっちゃんやおばちゃんに会う機会があれば今と昔のこの麓での暮らしについての話を聞いてみたい。



優しそうなおじちゃんがニコニコしながら、

この場所空いてるよ

と言っている場所に駐車をすると、

駐車代700円だよ

と言われた。世の中には色んなお金の稼ぎ方があるのんだなぁと感心させられた。

 

そのおっちゃんは、その後すぐに近くの畑でジャガイモを掘り始めていた。副業だなんだと色々言われているが、そもそもいろんな仕事をして人は“生きて”いたのだと、おっちゃんの後姿は語っているようだった。

 

車を停めたところから5分ほど歩いたところに、ロープウェイ乗り場がある。

その道の途中にきれいなアジサイが咲いていた。

梅雨の時期は、植物が元気だから登山中にとてもキレない緑がみられるらしい。雨が嫌いな僕でも、見方によっては梅雨を好きになれるのかもしれない。

ロープウェイの登り口につき、ロープウェイ株式会社なんてものがあるのかと驚かされた。

世の中には本当に僕の知らない仕事だらけだ。

SNSには色んな側面があるのだろうけれど、こうやって見つかりにくいかもしれないきれないものが見つかりやすくなる装置として働く分には本当に良いものだなと思う。

 

ロープウェイの値段が思っていたよりも高くて驚いた。

この値段がロープウェイ的にどうなのかは分からないけれど、そう何回も気軽に登れる値段ではないなぁと思う。

 

 

この命を預けるには少し不安を感じるほどカラフルなゴンドラで標高455m~1300mまで一気に上がる。

 

乗っている時に上を見上げるとその標高の高さに驚かされる。これほどの高さを一気に上がることが出来るのだから、1950円でも妥当なのだろう。妥当だとしても、高いけれど。

ゴンドラの下には1つだけ下を覗くことができる窓がついていた。

人が多く乗っていると気づかずに、無意識で踏んでしまいそうなほど控えめだったので、もし人が少ない時に乗ることが出来たら覗いてみたら窓も喜ぶかもしれない。

ゴンドラに揺られて7分と少し一気に標高1300メートルの山頂成就駅に到着。

山に登り始める前にトイレや水分を買いたい人なんかは、ここで買うことが出来る。

 

そしてここから登山が始まるのではなく、石鎚神社中宮成就社を目指して少し歩く。

20分と少しくらい歩くと、少し開けた場所に出る。先日はほとんどのお店がやっていなかったけれど、7月1日~10日の山開きのタイミングでは沢山の人がこの山を訪れ、この場所のお店も開いてにぎやかになるらしい。

にぎやかなのが好きな人は、その時期に行ったら楽しいかもしれない。
(石鎚神社 Webサイト:http://ishizuchisan.jp/)

下の写真が、登山口。

おそらく小学生の時ならばどうにかして、門をくぐらないように向こう側に行こうとしていただろう。というような門だ。

登山口には神門の文字が。

 

石鎚山は、標高1982m西日本で1番高い山だ。

古くから山岳信仰の山として全国的に有名で、空海もこの土地で修行していたらしい。

千年以上昔の人が歩いた道を歩く。というのは少し不思議な感じがするけれど、それも山登りの面白いところなのかもしれない。

 

歩き始めて10~15分の場所には鳥居がある。

何だろうと思ってみてみると、そこには

頂上まで登れない方はこちらでお参りください。

という文字が書かれていた。

 

頂上まで行くのは確かに簡単ではないが、頂上までいかずともお参りをさせてくれるとは、神様は結構優しいんだなぁと思った。

神門の下をくぐり30分以上が経っても、実は下ってしかおらず、これはあえて下って上るという修行なのかと思っていたら、看板があった。

僕を含めて他の登山客もこの看板の前で絶望していた。

なんせ、ここから上りで、道のりもまだまだ遠い。分かりやすい図というのは、算数の時には役に立つが、山登りでは良くないのかもしれない。

上り。

上り。

そして、上り。

 

そういえば、ロープウェイの券を売っているおねぇさんが

「往復の目安は6~7時間で、ロープウェイの最終の時間が18時なので時間に余裕をもって降りてきてくださいね。」

と言っていたのをこの辺で思い出していた。

 

『登山者の心得』という看板があった。

 

山ではみんなめちゃくちゃ疲れているはずなのに、すれ違う時には挨拶をするし、なんなら少しおしゃべりもする。

街の中で出会っても、絶対にそんなことはしないのに。

 

それは、という圧倒的な自然の壮大さを前にして感じる無力感や少しの恐怖心から、自分たちの弱さを感じるからなのかもしれない。

人は弱さを知ると優しくなると、誰かがどこかで言っていたような気がする。

歩き始めてから2時間くらいでこの開けた場所についた。

森の中をずっと歩いていての久しぶりの木に覆われていない場所はとても開放感があって気持ちが良い。

写真ではあまり伝わらないかもしれないが、景色もとてもきれいだ。

 

頂上から見る景色もとてもきれいだろうな。と思いながら、下山の時刻や一緒に行っていた人の体力を考えて、頂上には登らずここで下山することにした。

 

頂上に行けなかったのは少し残念だったけれど、頂上に行かず、道中を楽しむという今までの自分の中にはなかった登山の楽しみ方を知ることが出来て、良かったと思う。

帰り際、なんだか賑やかな休憩所を見つけた。

きれいでおしゃれな建物も良いけれど、こういう場所もあった方が良いな、とふと思った。



最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。

 

今後も愛媛のいいとこやいいものを紹介できればな、と思っているので気にかけて頂ければ嬉しいです。

 

山登りは僕らに思ったよりけっこうたくさんのことを教えてくれる。ということを今回は実感できました。

もしよければ、石鎚山へ遊びに行ってみてください。

僕も、やっぱり頂上に行ってみたいのでまた行きます。

それでは今日はこの辺で。


【関連情報】

▼石鎚山の登山情報はこちらから▼
石鎚山ロープウェイ株式会社:http://www.ishizuchi.com/

石鎚神社:http://ishizuchisan.jp/

 

▼登山グッズはこちらから▼
アウトドア用品をお得に買うならマウンテンシティECサイト

▼登山グッズを売りたい方はこちらから▼
アウトドア用品高価買取ならマウンテンシティ


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。